Regrowth 新作アルバム A Story Worth Listening To 発表

Between the DoorsNEWS4 weeks ago39 Views

イタリア・カリアリを拠点とするメタルコア/メロディック・ハードコア・バンド、Regrowthがセカンド・フルアルバム『A Story Worth Listening To』をリリースした。2016年結成の同バンドにとって本作は、単なる楽曲集ではなく、現代を生きる世代の不安や怒り、疲弊を描き出す11曲構成のコンセプト作品となっている。

アルバムは、戦争、気候危機、環境汚染、人間や動物の搾取、社会的不正義といったテーマを背景に、崩壊の兆しに満ちた世界を舞台として進行する。リスナーに対し、「物語の中の本当の悪役は誰なのか」という問いを投げかける内容だ。前作『Lungs』が内省的で個人的な作品だったのに対し、本作では視線を外へと向け、個人の不安を集団的な抗議の声へと昇華している。

サウンド面では、メロディック・ハードコアやスクリーモ、2010年代以降のメタルコアを軸に、多層的で陰影のある表現を展開。2023年から2024年にかけて発表されたシングル「Fragment」「Cover Me With Flames」「Against Me」での試行錯誤が、本作で一つの形として結実している。

レコーディングとミックスはLorenzo MarianiがOvercore Studioで担当し、マスタリングは米ポートランドのAudiosiege StudioにてBrad Boatrightが手がけた。アートワークはSebastian Mocci、映像作品はMarco CamardaとPaolo Angelo Loiが制作し、音と視覚の両面で終末的な世界観を補強している。

近年Regrowthは、「Fast Music For Sad People」というスローガンのもと、イタリア国内にとどまらずヨーロッパやアメリカでも活動を展開。2023年のヨーロッパ・ツアーではVenezia Hardcore Festに出演し、2024年にはフロリダでの公演を経て、ゲインズビルのThe Festにも登場した。現在は次回作の制作とさらなるツアーを視野に入れており、本作をより多くの場所へ届けることを目指している。

『A Story Worth Listening To』は、現在と未来を見据えた記録として、Regrowthのキャリアにおける重要な一歩を示す作品だ。

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