Photo Credit: V Haddad

Emily A. Sprague、新アルバム『Cloud Time』よりラスト先行シングル「Each Story」をリリース

Between the DoorsNEWS1 month ago208 Views

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アンビエント作家 Emily A. Sprague が、10月10日にRVNG Intl.からリリースされるニュー・アルバム『Cloud Time』より、最後の先行シングル「Each Story」を発表した。

本楽曲は、Spragueが2024年秋に実施した初のジャパン・ツアーの最終公演地となった長野のリスニング・フェスティヴァル「Each Story」にちなんで名付けられたもの。実際にその公演で演奏・録音された音源をもとに制作されている。アルバムのラストを飾る本曲は、記憶と調和しながら静かに終着へと向かう、深く感情的な旅路を描き出している。

「Each Story」というタイトルは、アルバム前半に収録された6曲の長尺アンビエント作品と優雅に呼応するものでもある。それぞれの楽曲は、時間、都市、空間、そして心の在り処との対話を通じて紡がれた独自の物語として存在している。

Spragueは本作について次のように語っている。

「『Cloud Time』にはさまざまな感情が込められていますが、それらをそのまま受け入れ、私たちの中を通り過ぎていくものとして描いています。それは、1日という時間の流れであったり、ある出来事や、人生そのもののようなものです。」

「Each Story」は、思索的でありながらも回想と受容の響きを帯び、信じがたいほどの浮遊感とわずかな切なさをにじませながら、アルバム全体の豊かさを象徴する楽曲となっている。

アルバム『Cloud Time』は、Spragueが2024年秋に行った初の日本ツアーでの録音をもとに制作された作品。各地でのパフォーマンスの中で、その場と瞬間に呼応するように生まれた即興的なサウンドが収められている。親密で反応的、そして唯一無二の音世界を描き出す本作は、感応的な漂流、純粋な「いま」の存在感、そして空間や聴き手、瞬間との相互作用を通じて紡がれるスピリチュアルな旅の記録でもある。

『Cloud Time』は、まるで“生きるひとつひとつの瞬間が秘めるエネルギーの可能性”へと宛てたポストカードの連なりのような作品だ。深く感じ、永遠の「いま」と対話する音の手紙として完成した。

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