Laptop、新曲「Additional Animals」をリリース — 約20年ぶりとなるNY公演でUKインディーレジェンドCastと共演

Between the DoorsNEWS1 month ago113 Views

ジェシー・ハートマンによるカルト的エレクトロ・ポップ・プロジェクト Laptop が、新曲「Additional Animals」を発表した。
絶滅、食肉、そして“もっと欲しがる”という人間の不条理な衝動をテーマにしたこの楽曲は、ダークでユーモラスなオルタナ・ディスコトラック。2026年春にリリース予定のニューアルバム『On This Planet』からの第2弾シングルとなる。

また、Laptopは9月3日にニューヨーク・Sony Hallで開催されるライブに出演。ウイルス的な人気を集め、すでに400万回以上の再生を記録している前作シングル「Weirder」(グラミー受賞プロデューサー、マリオ・マクナルティ=デヴィッド・ボウイ、プリンス、ナイン・インチ・ネイルズらを手がけた=によるミックス)とともに披露する予定だ。
同公演は、メンバーがThe La’sやShackにも関わる英国インディー・ロック・レジェンド Castのオープニングアクトとして行われ、Laptopにとっては実に20年ぶりのニューヨーク公演となる。

「Additional Animals」では、ロンドンのメンバーや家族を中心とした13人編成の“バンド・オブ・アニマルズ”が結集。ジェシーの娘でシンガーのオデッタ・ハートマン、カメリア・ハートマン、さらにはブロードウェイ『Freestyle Love Supreme』の出演者、カリブ海ネイヴィス出身の歌手デニス・ゴードンらも参加している。

現在ニューヨークを拠点とするLaptopは、2000年代初頭にアイランド・レコーズから登場し、『Opening Credits』『The Old Me vs The New You』『Don’t Try This at Home』の3作を発表。シンセ・ポップとアイロニー、心の痛みを織り交ぜた独特のスタイルで、NMEやThe Guardianからも高い評価を得た。
今回の再始動は、その美学を現代的にアップデートしたものだ。インディー・ポップ的感性と風刺精神、そして家族の物語が交錯する。

ジェシー・ハートマンは今回の楽曲についてこう語る。

「この曲は人間の“食欲”の歌なんです。肉に対しても、もっと何かを求める気持ちに対しても。その欲が僕たちを食い尽くしている。絶滅についての歌だけど、踊れる曲なんですよ。」

映像作家でもあるジェシー自身が監督したミュージックビデオは、スペイン・バレンシアでの夏の“家族旅行”のような風景を捉えた作品。息子チャーリー、娘ルルとともに、屋上でのホーン演奏や漁船、フラメンコのパレード、水族館などが登場し、ヨーロッパ映画とホームビデオの間を行き来するような作品に仕上がっている。

ジェシーはもともとリチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズで10代の頃に活動を始め、その後、ルーク・ウッド(現Beats by Dre社長)とともにSammyを結成。ファイア/ゲフィンから作品を発表している。
現在は19歳の息子チャーリー(マルチ・インストゥルメンタリスト)と共同制作を行い、世代を超えた新たな“ラップトップ・サウンド”を築いている。

アルバム『On This Planet』は2026年春にリリース予定。
ロンドン公演も10月に決定しており、クラシックと再発明を兼ね備えたLaptopの帰還が続く。

「Additional Animals」はSpotify、Apple Music、Bandcampなど主要ストリーミングサービスで配信中。

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