Tristan Allen、新作『Osni the Flare』発表

Between the DoorsNEWS1 month ago83 Views

Tristan Allen『Osni the Flare』3月27日リリース決定 先行曲「Act I: Garden」MV公開

NYブルックリンを拠点に活動するコンポーザー/プロデューサー/パペッティア(操り人形師)Tristan Allenによるニュー・アルバム『Osni the Flare』が、2026年3月27日にRVNG Intl.よりリリースされる。アナログLPおよびデジタル配信に加え、日本盤CDはPLANCHAからのリリースが予定されている。

本作は、2023年作『Tin Iso and the Dawn』に続く“神話三部作”の第二章に位置づけられる作品で、「火の発見」を通じて人間が神へと変容していく過程を描いた創世神話を軸に構成されている。4年にわたる制作期間の中で、言葉を持たないヴォーカル、オルガン、オカリナ、トイ楽器、ミュージックボックス、フィールドレコーディングなどを用い、全4幕構成で“炎と時間の起源”が音楽的に紐解かれていく。

物語は、庭で目覚めた存在・Osniが一本の木を守るため旅に出るところから始まる。鳥に導かれ、ドラゴンの腹の中で熾火を見つけたOsniは、それを木に捧げることで火を生み出す。しかし、海の神Isoによる洪水によって命を落とし、影の世界で神として再生する。本作は、死と再生、創造と喪失を内包した神話として展開される。

サウンド面では、前作と比べてより人間的で、子どものような感触が前面に押し出されている点も特徴だ。ピアノは「帰還」を象徴する存在として冒頭と終章に配置され、生者の世界、狭間の世界、彼岸という三つの領域を横断する構成が、聴き手を物語の内側へと導いていく。

録音の多くはブルックリンの自宅アパートで行われ、トイ・ピアノ、ハルモニウム、壊れかけのCasio SK-1、各種フルートやオカリナ、無数のベルやミュージックボックスが使用された。ミックスはPaul Corley、マスタリングはStephan Mathieuが担当。Allen自身によるアートワークやパペット表現も含め、音楽・物語・視覚表現が有機的に結びついた総合芸術作品となっている。

また、先行ファースト・シングル「Act I: Garden」がミュージック・ビデオとともに公開された。静謐な囁きから始まり、徐々に音の密度を増していく本楽曲は、『Osni the Flare』の序章として、聴き手を神話世界へと静かに誘う一曲となっている。

神話とは何か、音楽はどこまで物語になり得るのか。
『Osni the Flare』は、Tristan Allenが長年にわたり構築してきた幻想世界の中で、「火」と「神話」の誕生そのものを描いた決定的な作品と言えるだろう。

『Osni the Flare』

TRACK LIST:

  1. Osni Opening
  2. Act I: Garden
  3. Act I: Loon
  4. Act II: Dragon
  5. Act II: Pyre
  6. Act III: Umbra
  7. Act III: Rite
  8. Act IV: Flood
  9. Act IV: Everglow
  10. Osni Closing

※日本独自CD化
※解説付き予定

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