Ivory Daze、EP『Chlorine』をリリース 静と轟音を行き来するリンカーン発グランジ/シューゲイズ・トリオ

Between the DoorsNEWS1 month ago189 Views

静と轟音を行き来するリンカーン発グランジ/シューゲイズ・トリオ

米ネブラスカ州リンカーン出身のグランジ/シューゲイズ・トリオ Ivory Daze(アイボリー・デイズ) が、新作EP『Chlorine』をリリースした。
M.U.T.T.やSlow Crushを擁するロサンゼルスのレーベル Quiet Panic との契約後、初の作品となる。

最新EP『Chlorine』からのリード曲「Corset」では、80年代のコーラスを多用したギターサウンド(プリンス『Purple Rain』など)と、The MelvinsやSmashing Pumpkinsに代表される極太のファズトーンが融合。
フロントマンのIsahen Harms(イサヘン・ハームズ) は次のように語る。

「80年代のレイヤーされたギターサウンドと、最大限に歪ませたファズの感触から大きな影響を受けているんだ。」

Harms(ギター/ボーカル/作詞)に加え、Maeve Nelson(ドラム)、Van Foster(ベース) の3人によって結成されたIvory Dazeは、ひたむきなツアー活動とバンドとしての成長を通じて独自の音楽性を磨き上げてきた。
「歪んだ音でポップソングを書く」というHarmsのシンプルなモットーのもと、バンドのサウンドは単純さの中に複雑さを秘めている。NelsonとFosterによるリズムセクションは力強く、時に冒険的に楽曲を推進し、Harmsのギターと歌声が繊細さと切迫感を同時に生み出す。

Ivory Dazeの音楽は、シューゲイズの霞むような質感とグランジの荒々しさ、そしてパンクの衝動を共存させたハイブリッド。その一体感が『Chlorine』でさらに深化している。
80〜90年代のギター・ミュージックからの影響を感じさせつつも、バンド自身の現代的な感性によって再構築された本作は、ロードツアーやスタジオでの長時間のセッションを経て練り上げられた、リアルで有機的な一枚だ。

彼らのライブは、ハードコアのカタルシスとロックの再生力を併せ持つ“汗まみれの儀式”のようだと評される。
『Chlorine』は、Ivory Dazeがその生々しいエネルギーをパッケージ化し、グランジとシューゲイズの新しい交差点を提示する作品となっている。

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