
ニューヨークを拠点に活動するA Place To Bury Strangersが、新曲「Song For Girl From Macedonia」を公開した。本楽曲は、Dedstrangeよりリリースされるレア音源集『Rare And Deadly』からの最終先行シングルとなる。
先行曲「Where Are We Now」に続く形で発表された本作は、バンドのフロントマンであるOliver Ackermannが、過去に出会ったファンへ捧げた楽曲。マケドニアでの公演をきっかけに交流した人物が事故で亡くなったことを受け、その記憶と敬意を込めて制作されたという。ミュージックビデオは、バンド初期から関わるプロジェクショニストのSpencer Bewleyが手がけている。
『Rare And Deadly』は2015年から2025年にかけてのデモ、Bサイド、未発表音源などをまとめた作品で、Oliver Ackermannの個人的なアーカイブから選出された素材で構成されている。制作途中の断片や実験的な録音も含まれ、バンドの創作過程をそのまま記録したような内容となっている。
また、本作はフォーマットごとに異なるトラックリストが採用されており、CD、カセット、アナログ、デジタルそれぞれで収録内容が変化する仕様となっている。単一の完成形を提示するのではなく、複数の視点からバンドの軌跡を辿る構成が特徴だ。
ノイズとメロディ、制御と崩壊のあいだを行き来する彼らの音楽性は、本作においても変わらず提示されている。未完成のまま残されたアイデアや、後の作品へと繋がる原型などを含め、バンドの別側面を示す記録的なリリースと言えるだろう。
