
ロサンゼルスを拠点に活動する Waldo Witt が、新曲「Perfect Holiday」をリリースし、あわせてミュージックビデオを公開した。
本作は、Ned Dohenyや Michael McDonald 、Mild High Club などを思わせるヨットロック/ソフトロック的な質感を持った楽曲で、穏やかなメロディと都会的なサウンドの裏側に、不穏な空気感を漂わせている。
Waldo Wittは楽曲について、「昨年夏、海岸沿いを巡る短いツアー兼ロードトリップへ向かう途中に書いた」と説明。ツアー中にはバンの故障によってライブ出演を逃したほか、猛暑や、LAへ海兵隊やICEが派遣されるニュースを遠方から目にしていたことなど、不安定な社会情勢が背景にあったという。
その状況を踏まえ、「Perfect Holiday」は“休暇”へ向かう人物の視点で描かれている。ただし、その旅が単なる旅行なのか、逃避なのか、あるいは自己追放なのかは曖昧なまま残されている。
ミュージックビデオはJustice Tirapelli-Jamailが監督を担当。ハワイや地中海沿岸、ルーフトップバーといったリゾート的な風景と、暴動や自然災害、戦争を想起させる映像が対比的に配置されており、“楽園”と“崩壊”が地続きで存在する現代社会を描いた内容となっている。
2019年のEP『Randall』で注目を集めたWaldo Wittは、その後『Inner Paths』、2022年のアルバム『Long Daze, Dark Nights』を通じて音楽性を変化させてきた。初期のベッドルームポップから、よりギター主体で浮遊感のあるサウンドへ移行し、近年は King Crimson や The Beach Boys からの影響も感じさせる作風を展開している。
現在Waldo Wittは、ロサンゼルスのGold Diggersで5月のレジデンシー公演を開催中。