
英ノッティンガムのバンド、Panchikoが新曲「One Car Hits Another (ft. Mei Semones)」を公開し、ニューアルバム『Chimera』を2027年4月9日にNettwerkからリリースすることを発表した。
新曲は、6/8拍子の揺れるリズムとグリッチーなサウンドを特徴とする楽曲。壮大なブリットポップと、GrandaddyやThe Flaming Lipsを思わせるインディーロックの感覚を組み合わせている。バンドのAndy Wrightは、周囲の人々が見守るなか、車がスローモーションで衝突していく光景を思い描いたと説明。握手と衝突を重ね合わせ、出来事を淡々と伝えるニュースの言葉だけでは、本当の破壊がどこにあるのか判然としないという発想を語っている。
『Chimera』では、内省的なバラードから躍動感のあるヒップホップ、疾走感のあるシューゲイズ、春を思わせるポップまで、変化に富んだサウンドを展開。過去10年をかけて整えてきた自分たちのスタジオでレコーディングされ、制作過程で生まれたアイデアを育てながら、バンド独自の音楽世界を形作っていったという。アルバムには全12曲を収録し、Mei Semonesのほか、billy woods、Cotillon、Clarion、Hugh Pascall、Korea Girl、Abby Sage、CJ’s Mirra Maze、Lula Novaらが参加している。
Panchikoは約30年前、ノッティンガムで結成された。当時のメンバーは、ブリットポップの要素に宅録やビデオゲーム、アニメへの関心を組み合わせ、作品『D>E>A>T>H>M>E>T>A>L』を制作。その後、活動が停滞したが、16年後に中古チャリティーショップで同作のCDを見つけたファンをきっかけに、オンラインコミュニティを通じてバンドの存在が再び広まった。複数回の話題化を経てメンバーが再集結し、現在の活動へとつながっている。
現在のラインナップは、オリジナルメンバーのAndy Wright(キーボード/プロデューサー)とOwain Davies(ヴォーカル/ギター)に、Robert Harris(ギター)、Shaun Ferreday(ベース)、Jon Nellen(ドラム)を加えた5人編成。近年は世界各地でツアーを行い、アルバムを2作発表してきた。プレスリリースによると、Spotifyの月間リスナー数は600万人に達し、初期作品「D>E>A>T>H>M>E>T>A>L」はTikTokの米国トレンド楽曲チャートで5位にランクインしている。
Panchikoは現在、UKおよびアイルランドでソールドアウト公演を含むヘッドラインツアーを開催中。10月24日にはロンドンのRoundhouse、31日にはダブリンのVicar Streetで公演を行う。また、10月25日にはロンドンのHackney RoadにあるJERKSとWASTEの両店舗で、1日限定のマーチャンダイズ・イベントを開催。90年代の寝室をイメージした展示や限定グッズ、シングル「One Car Hits Another」のフレキシ・ヴァイナルなどが用意される。
ニューアルバム『Chimera』は2027年4月9日にNettwerkからリリースされる。