JOAN AS POLICE WOMAN、デビュー作20周年記念ツアーを開催

Between the DoorsNEWS11 hours ago12 Views

『Real Life』の全10曲を新たな編成とコラボレーションで再構築した『Real Life Evolution』を携え、2027年春まで各地を巡る

ニューヨークを拠点に活動するJOAN AS POLICE WOMANが、デビュー・アルバム『Real Life』のリリース20周年を記念したツアー「Real Life 20th Anniversary Tour」をスタートさせた。2026年にReveal Recordsからリリースされた新作『Real Life Evolution』を携え、イギリスとヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドを巡り、再びヨーロッパとイギリスへ戻る日程で、2027年春までツアーを続ける。Jeremy Gustin(ドラム)とWill Graefe(ギター)を迎えたトリオ編成での公演となり、すでにソールドアウトとなった日程もあるという。

『Real Life Evolution』は、2006年に発表されたデビュー・アルバム『Real Life』の全10曲を、20年の活動を経た現在の視点から再解釈した作品だ。オリジナルの楽曲をそのまま再録するのではなく、新たなアレンジと参加ミュージシャンによって、それぞれの曲に異なる表情を与えている。Joan Wasserは本作について、変化の小さいものもあれば、大きな変化を遂げたものもあり、そのすべてを新たなコラボレーターたちと形にしたと説明している。

本作には、Iggy PopとKrystle Warrenという2人のゲスト・ボーカリストが参加。特に「Save Me」では、JoanがIggy Popのツアー・バンドにキーボード奏者兼ボーカリストとして参加していた縁から、彼とのコラボレーションが実現した。Iggyのボーカルは、ニュージーランドでのツアー中にホテルの一室で録音されたという。JoanはIggyについて、長年その歌声に感じてきた人間の感情に対する深い結びつきが、この曲にも表れていると語っている。

もう一人のゲストであるKrystle Warrenは「I Defy」に参加。同曲はもともとJoan WasserとAnohniによって書かれた楽曲で、今回のアルバムでは新たなボーカルとアレンジによって再構築されている。JoanはKrystleをお気に入りのシンガーの一人として挙げ、その深みのある歌声によって曲が新たなグルーヴへ自然に溶け込んだとコメントしている。

制作面では、Joan Wasser自身がアルバム全体をプロデュース。「I Defy」「We Don’t Own It」「Feed The Light」の3曲は、ドラマーのParker Kindredとの共同プロデュースとなった。ギターのWill Graefe、ドラムのJeremy Gustinに加え、Parker Kindred、Thomas Bartlett、Tony Scherr、Oren Bloedow、Danny Blumeらも参加。Thomas Bartlettはタイトル曲の再構成を手がけ、アルバムの各所にローズ・ベースを加えている。また、Joanは初期の活動をともにしたTony Scherr、Oren Bloedow、Danny Blumeとの再会も、本作の制作における大きな機会だったと振り返っている。ミックスはPatrick Dillett、マスタリングはChris Gehringerが担当した。

アルバムからは「We Don’t Own It」の2つのバージョンも紹介されている。シンセサイザーとドラムマシンを中心に、しなやかなアイランド・グルーヴとGrace Jonesを思わせる存在感を備えたアルバム・バージョンに加え、よりシンプルな編成によるライヴ・バージョンも公開。この曲は、友人のElliott Smithと婚約者のJeff Buckleyを失った悲しみのなかで書かれたものだという。

Joan Wasserはシンガー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリスト、プロデューサーとして活動する一方、Lou Reed、David Byrne、John Cale、Beck、Laurie Anderson、Damon Albarn、Gorillaz、Rufus Wainwright、Tony Allenら数多くのアーティストとも共演・制作を重ねてきた。『Real Life Evolution』は、そうした長年の活動とコラボレーションを背景に、デビュー作の楽曲を現在の彼女自身と新たな参加者たちによって捉え直した作品となっている。

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