Mr. Dinkles、新曲「Brain」を公開。新作EP『REZN』を発表

Between the DoorsNEWS11 hours ago10 Views

ロサンゼルスのパワーパンク・デュオが、自己不信や葛藤を反抗心へと変える新曲を発表。前作EP『RIPT』とのカップリングによるヴァイナルも発売予定。

ロサンゼルスを拠点とするパワーパンク・デュオ、Mr. Dinklesが、新曲「Brain」を公開した。同曲は、全5曲を収録する新作EP『REZN』からのファースト・シングルで、今回のリリースにあわせてEPの発表と予約受付も開始されている。

Mac Rettig(ボーカル/ギター)とRocco Ramos(ドラム)によるMr. Dinklesは、パンクの衝動、ガレージロックの粗さ、ポスト・グランジの重さを組み合わせたサウンドを展開。ノイズのなかにもメロディを際立たせる感覚を備え、対立的な表現と内面的な脆さを併せ持つ楽曲を生み出している。

「Brain」は、Rettigが仕事を失った経験をきっかけに書いた曲だ。本人によれば、窃盗の疑いをかけられたことを理由に職を失い、音楽活動を続けながら生活費を確保する難しさに直面していたという。シアトルからロサンゼルスへ移り、音楽に取り組んできたものの、バンドが思い描いていたほど早く成長していないことへの焦りも重なり、自分の選択が正しかったのかを問い直すようになった。

Rettigは当時について、「バンドが自分の想像していたほど早く成長していないことにも、自分自身に苛立ちを感じていた。シアトルからLAに移り、懸命に取り組んでいたにもかかわらず、音楽を追い続けるという選択を間違えたのではないかと考えていた。暗闇のなかを歩いているような状況で、収入源まで失ってしまった」と振り返っている。

こうした経験は『REZN』全体にもつながっている。全5曲を通して、Rettigは不満や不安、アイデンティティ、他人の期待に沿って生きることへのプレッシャーを掘り下げる。健全ではない人間関係や搾取された経験、自分自身の感覚を保とうとする葛藤に加え、深い不安を覆い隠す支配欲や、パンク・カルチャーにおける表面的な振る舞いにも目を向けている。

また、Mr. Dinklesは、鋭いコメントとキャッチーな楽曲を結びつける表現でも注目を集めている。Thoughts Words Actionは彼らの音楽について「鋭い批評性と感染力のあるエネルギー」を評価し、「キャッチーで、記憶に残り、力強い」と評している。ローファイな質感、Drop-Dチューニングによる重いギター、変化するダイナミクスを取り入れたサウンドは、2人編成ならではの力強さと、楽曲に込められた感情の細やかさを両立させている。

『REZN』は、前作EP『RIPT』と組み合わせたヴァイナル・エディションもFuturelessから発売予定。新作EPとあわせて新しいマーチャンダイズも用意されている。Mr. Dinklesは11月22日にカリフォルニア州ウェスト・ハリウッドのTroubadourで公演を予定している。

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