
ダブリンを拠点とする3人組DIVILが、デビューEP『DIVIL I』をリリースした。
DIVILはDanny Dempsey McMahon(Vo)、Jocelyn Vance(Gt)、Conor Cusack(Ba)によって結成されたバンド。幼なじみでもある3人は長年それぞれの道を歩んでいたが、Dannyの父親の葬儀と、その直後にConorが癌と診断された出来事をきっかけに再び集まり、楽曲制作を開始した。
本作『DIVIL I』は、彼らが初めて共作した3曲を収録したデビューEPとなる。レコーディングはRian TrenchとともにMeadow Studiosで行われた。
オープニング曲であり先行シングルでもある「Thanks A Million」は、友情と再生をテーマにした楽曲。Dannyは「自分自身で招いた落ち込みの中にいる時、友人たちが大丈夫かと声をかけてくれることについて歌っている」と説明している。タイトルの“Thanks A Million”は、アイルランドで日常的に使われる感謝の言葉から取られている。
続く「ORANGUTUN」は、人との距離を取ってしまうことや現実逃避をテーマにした楽曲。Jocelynが制作したサンバ風のループをもとに発展し、制作初期にiPadへ録音された素材もそのまま作品に使用された。
EPを締めくくる「Chewing Gum」は、喪失や人生の転機について描いた楽曲で、本作の中でも特に内省的な内容となっている。
ベーシストのConor Cusackは、アイルランドの音楽シーンでSaint SisterやMorganaのマネージャーとして活動してきた人物としても知られる。一方でDannyは長年ダブリンのバンドシーンで活動を続け、Jocelynは音楽活動から距離を置いていた時期もあったという。そうした異なる時間を経た3人が再び集まり制作したのが『DIVIL I』である。
現在EPは配信中。バンドは今後ライブ活動を予定しており、年内には新たな楽曲のレコーディングも計画している。
