
Jacqui Hunt(Single Gun Theory / Delerium)が、新作アルバム『Desiderium』を6月26日にCDおよび限定アナログ盤でリリースする。
本作は、Single Gun Theoryとしてのデビューから約40年にわたるキャリアの節目に発表される作品で、前作から18年ぶりのアルバムとして位置付けられている。プロダクションにはパートナーであるBrian Conollyが参加し、自主レーベルQUSPからのリリースとなる。
『Desiderium』は、グリーフ、喪失、癒し、愛といったテーマを軸に構成されており、エレクトロニカ、ドリームポップ、ピアノバラードがシームレスに行き来するサウンドが特徴となっている。Jacqui Huntの透明感のあるボーカルを中心に、空間的なシンセワークと生楽器の質感が重なり合い、静と動が交錯する構造を持つ作品となっている。
アルバムからは「Planet」と「Cycles」の2本の映像作品も公開されている。
「Planet」は、遠隔地で交わされた詩を起点に制作された楽曲で、電子的なテクスチャの中に漂うボーカルが空間的に拡張されていくような構成となっている。一方「Cycles」は、ピアノを基調としたミニマルなバラードで、記憶や喪失、世代を超えたつながりをテーマにした内省的な楽曲となっている。
Jacqui Huntは本作について「身体の外に一度出て、再び現実へ戻ってくるような感覚」と語っており、抽象性と身体性の間を行き来するアルバムとして制作されたことがうかがえる。
Single Gun Theoryでの活動やDeleriumへの参加を含め、エレクトロニック・ミュージックとドリームポップ領域において長年にわたり活動してきたJacqui Huntのキャリアを総括する作品としても注目されている。
